Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

大人気のリヨン(リヨン旅行記 1)

11〜12日の土日は、交換留学生のみんな(福地、たく、きょうすけ、河合さん、まりちゃん)と、リヨンに一泊二日の旅行に行きました。観光や建築めぐりと、「光の祭典」を見てきました!記事は四回に分けて、一日ずつ更新していく予定なので、お楽しみに。

11日朝、TGVが快速とばして午前9時頃リヨンに到着。まずは少し離れた所にあるサンティアゴ・カラトラヴァ設計の駅を見に行く。流線形の構造はすごいが、ここまでしなくてもいいのにな、と思ってしまう、大げさにカッコいい建築だ。建築というか、スーパー彫刻だ。つづいてリヨン市内へ向かう。

リヨンは、地形が特徴的な街だ。西のフルヴィエールの丘と、北のクロワ・ルスの丘が市街地の領域を囲い、そこを南北に平行にソーヌ河とローヌ河が流れる。この地形が、街の適度な一体感と豊かな景観を生み出し、一方で街が細かく分断されがちになるという問題点ももたらす。とはいえ、地形がその街のできかたに必然性を与えていることが感じられる街は好きだ。


フルヴィエールの丘のふもとの旧市街は、イタリアの町のような魅力的な都市空間が息づいていて、皆たちまち魅了される。石畳の道、淡い色の外壁、リズムよく並ぶ店、有機的につながる路地….さすが世界遺産、飛びぬけた魅力がある。「リヨンに住みたーい」。

リヨンは、美食の街だ。15.9ユーロとやや高いが美味しいレストランで遅い昼食を食べ、また6人で歩き出す。夕方、暗くなり始めると人出も増えてきて、日が暮れる頃にはどんどん混雑してくる。最終日の「光の祭典」がもうすぐ始まる。