Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

リヴァプール〜チェスター(イギリス旅行記 7)

今日はまずリヴァプールからバスでチェスターの街へ行ってくる。チェスターには建築・都市の見学に行ったという意識だ。城壁の中に道が十字に通るという古代ローマ都市の骨格がまことにわかりやすい。

そして、十字に交差するメインストリートの2階レベルの公共歩廊「ロウズ」がチェスターの象徴だ。たしかに歩いてみると愉しい。テラスハウスといいロウズといい、イギリスの都市建築は断面の形式が特徴的な気がする。
チェスターは道は古代、建物は中世、ソフトは現在という大枠がつかみやすい街の好例と思う。スタバでささやかな昼食をとった後、城壁を歩いて一周する。40分ほどかかっただろうか。のんびりとした散歩だった。

午後にリヴァプールに戻り、街をてくてく歩き回る。が、全体的に漫然としていてとりとめのない街という印象だ。港一帯は大きな美術館を建設中で、港から街を盛り上げていこうとしている。

サッカーの試合のチケットは何週間か前に既に売り切れていたので、欧州で最も雰囲気が良いというアンフィールドリヴァプールのホームスタジアムの名)で応援歌‘You’ll never walk alone’のこだまする中に身を置くという夢はおあずけとなった。

リヴァプールは街としては普通の地方都市という感想だったけれど、この街でビートルズが誕生したのだった。