Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

流れがきてる

去年のクリスマスにレイブンの家に大人数で集まったとき、レイブンが「ベンさんって人がいる」と言った。レイブンの日本での大学の建築学科の先輩で、詳しい経歴はここでは省くが、すごい人らしい。年末にパリに遊びに来る予定だったが、そのときは仕事の都合か何かで来られなくなり、僕も会えるのを楽しみにしていたので残念がった。

そのベンさんが今度こそ仕事の休みでパリに来ていて、レイブン含めて5人ほどで食事することができた。おっかない人かもと勝手に想像していたが(失礼)、会ってみると実に気さくで、高圧的なところなど1インチもない。


変わって翌日の土曜日は、DGTのスタッフの木下さんと会い、インテリアの仕事の現場を見させてくれた。始まったばかりの仕事の自由なアイデア出しに僕も混ぜてくれたわけだ。その後久しぶりにDGTの事務所にも遊びに行った。休日の事務所では新しいインターン生のまりえさんが一人でまったりと仕事をしている。知人の知人、のような感じで僕が田根さんに紹介したのだけれど、会うのは初めてだった。色んな人に会う流れがきてるここ二日だと感じる。
僕がインターンを終えた時点では気がかりだったプロジェクトも「奇跡」が起きるなどして、落ち着くところに落ち着いたようでほっとした。

さて、日も暮れかけてきて、木下さんと近くで餃子を食べようとベルヴィル坂を上っていると、後ろから「リヒトー!」と叫ばれ、振り返るとレイブンとベンさんが歩いてくる。本当にたまたま同じ餃子屋に行こうとしていたらしく、そのまま4人で店に入る。ベンさんとは昨日はあまり話せなかったので有難い。いい目をしてる人だなあと思う。このメンバーに自分が混ざっていていいのかと思わなくもないが、まあいいとしようと考える。


食後はラ・ヴィレット公園に移動する。というのも、最近から日没後に芝生で無料の野外映画が上映されているので。やや寒いが、毛布も貸し出されている。映画はなんちゃらかんちゃらという面白いアニメーションだった。写真は、日付が変わったころ上映が終わって、照明が灯ったところです。サッカーがしたくなるような芝生だった。