Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

電話で抱きしめて

例によってメグ・ライアンが始終イラついていた以外は何の印象も残らなかった映画だったけれど、この邦題の響きはなかなかよいので、そのまま頂戴した。

最近、一緒に留学していて今はまた千葉や福岡のそれぞれの大学で過ごしている友人たちから電話がかかってきたり、こちらからかけたりが続いている。話題は就活の状況について「そっちはどう?」という情報交換だ。実際は大した話などなく、しばらく愚痴を言い合って終わる。けれどそれで十分。こういう電話は実際のところ人生死ぬまでの暇つぶしであって、情報交換などは手段であって目的ではないので。というか、会話というのは大体そんなものだろうし、そうあるべきだと思っている。

お互い頑張ろうということの他に皆に話しているのが、ひとつは「職場で会えたらいいね」ということ。もし実現したら、歓迎すべきくされ縁ではないか。

もうひとつは、「何のためにフランスに行ったのか」。日本の、日本だけの常識やしがらみに心まで煩わされるのは嫌だし、仲間たちにも味わってほしくない。ヒステリックな振る舞いは映画女優に任せておけばいいからね。