Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

ユーロ、みなづき、かんなづき

ユーロ2012(サッカーのヨーロッパ選手権)が終わった。2008年のユーロ、2010年のワールドカップに続く、スペインの主要国際大会3連覇で幕を閉じた。素晴らしい偉業だ。

その他の国々は
イタリア:決勝では日程の不利や負傷者の不運で力尽きたが、大会を通じて新しい攻撃的なスタイルを貫き、見直した。
ドイツ:トーナメントの途中までは充実した内容を見せるも最後にあっさり完敗、というパターンが続いており、その負け癖はどげんかせんといかん。
ポルトガル:小国ながら健気に戦ったグッドルーザー。C・ロナウドも活躍して大会を盛り上げた。
フランス:ガラが悪いという印象がさらに定着してしまった。
イングランド:今大会に限らず、自分が見た試合は消極的な姿勢が目につく。フットボールの母国は、今やアンチ・フットボールの先進国となってしまったのか。
クロアチア:三段論法の屁理屈でいえば準優勝以上の力を持っていた。
オランダ:出場していたかどうか忘れた。

ところで、2004年のユーロの時は高校3年で、サッカー部を始め詳しい友達が身近に多く、何十人で優勝国予想の賭けをしたりして語り尽くした思い出がある。生き生きとした議論があったと言っていい。それに比べると、大学に入ってからのワールドカップとユーロは周囲の盛り上がりと言う点では寂しさを感じずにはいられない。それでも一緒に語ってくれた人たちには感謝。

各国の名選手が一同に会するさまは、「神々の集い」という感すらある。現代サッカーにおいては、6月は神無月である。あるいは、日本で深夜テレビ観戦するファンにとっては、眠りの無い「眠無月(みなづき)」かもしれない。