Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

研究室のこと

前回の記事の最後で「四面楚歌は嘘です」と書いたが、実際に研究室の先生方や周りの学生にはまったく恵まれていると思っている。特に今の研究室は、学部で僕たちの2学年上級だった人たち、それも贔屓目を抜きにして優秀な人たちが、主に博士課程としてなぜかやたらと多く在籍している。

僕は修士を終えた後は就職するが、博士課程となると学問・研究に対する覚悟のようなものも全然違ってくる。考えることが肌になじんでいる人たち、それを仕事にしようとしている人たちとのささやかな会話の中で、言葉の選び方ひとつからして学ぶこと多く感じる最近だ。

ちょうど先日、研究室のOB会兼先生の還暦パーティーが開催されて、現役とOBと合わせて40~50人が集まった会があった。僕は今回は準備等で貢献することはなかったが、都城をモチーフにした特注のケーキなど見所多い会で、懐かしい先輩方にも会えた。先生のスピーチの中の「皆いい顔をしていると感じる。単純に美男美女が多いのと、内面から出てくるものと…」といった言葉が印象的だった。自分もその中に入っているといいのですが。

と、今回はずいぶんポジティブなトーンで書いたが、実は僕にとってこの研究室の好きなところは、ハッピーでおめでたい人を小馬鹿にするような(もっと露骨に言えば生理的な嫌悪を感じる?)、クセのあるひねくれた人が多いことだということを忘れずに書き加えておく。