Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

坂の名前

仕方がないのかもしれないけれど、最近ブログを書く機会が減った。以前の方が書く内容や構成がさくさく頭に浮かんでいたのに。もっとも、少し年上の素敵な知り合いの方(というかなんというか)も、社会人になってからは1年間全く本だか小説だかを読まない時期があったという話もされていたし、僕もまだまだ何かと手探り状態の社会人2年目ということなのだろう。

そんな状況ながら無理に絞り出さずとも出て来た今日の話題は、今年2015年は運動やスポーツをするように心がけようと思い、夜に時間があるときに家の近所をジョギングする回数が増えたこと。遅くてもなるべく走りに出るようにし、翌日が休日であれば日付が変わった深夜でも走りに出かけたりして、健康に良いのかはよくわからないが今のところは悪くはなさそうだ。

今年は爽やかに健やかにありたいというこの願望と、ここ数か月また東京の街の探索に目覚めていることが結びついて、走りがてら家の近所を巡る習慣ができつつある。僕が住んでいるのはいわゆる東京の山の手の東端の起伏が細やかなエリアなので、尾根道や、そこから左右に下る坂を走りながら、ああこれぞまさに空間のひだってやつだなと日々感じるのであった。特にいくつもの坂の名前を自然と覚えていっていることが、街への愛着を育てるひとつの突破口になりそうな期待がある。喜ばしいことだ。

また坂道を走りながらつくづくと思うのは、江戸という都市(あるいは高度経済成長より以前の東京)は視覚的な景観としては本当に変化に富んでいて美しかったのではないかということ。