Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

星の名前

夜のジョギングで坂の名前の他にもうひとつ覚えていっているのが、星や星座の名前。地面と空を意識しながら走るのだから、まさに天地人とでも言うべきか。

その昔熊本で浪人していたころ、予備校の友達に菊池というど田舎から通って来ていた人がいて、彼は田舎育ちということもあり星座に詳しくて、かっこいいなと思っていた。それから実に10年近くが経過した今、ようやく自分も星や星座に興味を持つようになって、今はスマホという便利な道具があり、星座早見的に使えるサイトを見ながら「あれが冬のダイヤモンドね、ふむふむ」などとやっているので、何やら遥かな気持ちになるのだった。教えてあげたい、昔の自分たちに。

あとひとつ、前にも書いたように最近会社の先輩がチューリッヒに行くことになって、自分の子供時代を思い返す機会を得たのだが、物心がついた頃から色んな場所をたらい回しにされてきたと言っても過言ではないほど引っ越しばかりで、どこに行こうと頼りになる心のよりどころのようなものを持つ大切さも身にしみて感じてきたなあと思い返していた。で、今までは常にサッカーがひとつそのよりどころであったのだが、星というのも世界のどこに行っても変わらないものなので、「これはいいわい」と気付き、サッカーと同じようにこれから先いろんな場所で楽しめたらなあと思うに至った。

しかしながら、明るく狭い東京の夜空では見られる星も限られていて、住んでいる場所の都合上普段は北の方角の星はほとんど見えないのが残念ではある。これから先の世の中、都会の夜の便利さは完全に維持しつつ、空には光を漏らさないような方向性で照明技術が進歩してくれないものか。