Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

今年も雪を求めて 2

2日目は8時に朝食をとり、10時前にはスキー場へ。今日も、何の関係もないことまで全てに感謝したくなるような快晴だ。みんなスノボは昨日で十分満足していたので軽く流す感じで滑っていく。昨日の「レリゴー」に変わって今日はセカイノオワリが頭の中で流れ続ける。やっぱり有名になるメロディなんだなと、大したことない感想をもつ。身体のほうはというと、僕も前よりは大分感覚がつかめてきて、よし、この長い一本は一度も転ばずにクリアできた、と思ったら最後の平地で油断して転んだときのショックといったら。

昼になって、いよいよ最後の一本。最後はスキー場の山頂から麓まで距離9キロ、標高差900メートルを一気に滑り降りた。徒歩で同じルートを行こうとすると何時間かかることか、と考えるとスキー・スノボってすごいんだと実感する。それにしても最初から最後までつくづく思ったのだけど、上級者の方々の滑りって本当にきれいですよね。スポーツの動きの美しさはその滑らかさにあるに違いないが、多くの種目では難しすぎる。たぶん自分で自分の全ての動きをコントロールしなければいけないので。しかし雪、氷、水、風なんかに身を預ける種目では、自然の力を味方につけているぶん、より多くの人が滑らかさに達せるように思われる。

後ろ髪をひかれつつスキー場を後にし、宿から荷物をピックアップ、レンタル用品を返却などしてから、温泉に入ろうよということで、「大滝の湯」という温泉施設へ。さすが草津温泉は広い温泉街に温泉の熱気が溢れているようで、その雰囲気だけでも結構感じるものがあるのだが、実際たっぷりお湯につかるとぐいんとエネルギーを充電されたような気分になれた。ある友達は湯上がりに750mlの飲むヨーグルトを一人で飲んでいてすごい。隣接する食事処で遅い昼食を食べて、帰途につく。

草津から出発して高速に入るまでは、なんだかんだで1時間くらい。夕暮れ時から夜にかけての道路を少しずつ下界に下っていく感覚だった。高速は速くもなく遅くもないペースで進む。サービスエリアで外に出たときはやはり草津と違いとても空気が暖かかった。練馬インターで高速を降りてしばらくしたところで、後部座席に座っていた友達が突然
「ねえ!何でこんなにホスピタリティに溢れてるの!?(栃木まで帰らなきゃいけないのに)恵比寿まで送ってくれるなんて!」
と叫んだときは面白かった。僕も本当に同感だし、今回こんなに多くのことを達成できるとは思ってなかったから、ただただ周りに感謝。誰かしらに何かしらの形でお返ししたいなって、思ったよ。ペイ・フォワード、、