Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

気概を胸に

情けない話だが、前回書いた5月末の一泊二日の研修で、心身ともに疲れ切ってしまった。さらに、それが原因で風邪をひいてしまい、以来一週間というもの苦しい日々が続いている。

しかしながら、こと仕事に関しては、最近整えられた会社のシステムを上手く活用して乗り切った。ひとつはフレックス制度。朝、起床したときの風邪の具合によって、もう30分寝ればだいぶ良くなりそうだ、という日が多かった。そこでフレックスを使って出社時間を遅らせて、その代わり多少なりとも体調が上向いた状態で出勤することができたわけだ。もうひとつはノートPCの導入。これにより社内では必ずしも場所に縛られることがなくなり、いつものフロア中央のデスクではなく、より弱気な心境に合うような目立たない隅の場所を移動しながら作業をすることが多かった。

これがもし、従来通りの定時出社のデスク固定だったら、自由に分割しづらいその鈍重な業務時間に耐えられたかどうか、、、細部に配慮の届いたシステムは、自分が弱い立場に陥ったときに、ありがたみも分かるのだった。どうしてもっと早く導入してくれなかったのかと思わなくもないが、不毛な愚痴はもうよそう。

なお、風邪がなくとも、この一週間の苦労は十分に予想できたものだった。冒頭の研修は技術系同期の十数人と一緒に受けたのだが、彼ら彼女らの一人一人は悪人であろうはずがなくとも、一定以上の人数になった際の内輪の雰囲気を自分は楽しめず、いつも大きなストレスになるのだった(クラスに馴染めない中学生でも想像してもらえれば大体当たっているかと思う)。だから、研修などのイベントの後で体調を崩すなり「メンタルがヘラる」なりは毎度のことなのだった。しかし、ここで気分が落ちていって仕事にも影響するなど、そう何度も同じことを繰り返すわけにもいくまい。実はそういう強い決意で臨んだ一週間でもあった。この気概、ワールドカップに乗り込むどこぞの国の代表チームにも見習ってほしいものである。