Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

フルコート

土曜日、フットサルの友人に誘われてサッカーの試合に助っ人として参加した。その友人も助っ人で、僕らが助太刀するチームはIT系の会社の人たちのチームだった。

場所は巣鴨駅の近く、イチョウの木々が立つ施設だった。なにしろ酷暑なので、試合では皆まずは無理をしないことを第一に、こまめに交代などしてどうにかしのぐという感じだった。僕はラージコートで11人でする試合は実に三年ぶり。なので体力や試合感覚などが不安だったが、序盤にミスキックがゴールになるという幸運があった。左コーナーキックファーサイドに蹴ろうとしたところ、足の振りが少し詰まって、結果、キックが直接ゴールに入ってしまったのだ。あえてポジティブな教訓を引き出すなら、遠くをめがけてチャレンジしたことが良い結果につながった、とでも言えるか。

この一点でチームに貢献したという安心感を得て、その後は報われない可能性の高いダッシュなどはひかえてゲームを過ごした。繰り返しになるが、皆無理しないことを第一に。足腰の疲れよりも、暑さの中で意識を保っていることがまず大変という過酷な状況。とはいえ、久しぶりの大ゲームは楽しかった。フットサルと比べて、フルサイズのコートは例えばロングボールが蹴れることが面白い。休憩中には、メンバーの方が連れてきた子どもたち−小学四年生の兄と一年生の妹−が氷水をかけてくれたりもした。

参加したチームの人たちは、平均年齢が僕らよりもひと回り上に見えるのに、定期的に集まって淡々とサッカーを続けている感じでとても好感を持った。サッカーは動きが激しいので体力的にも環境的にも若いうちしかできないと思っていたが、意外に長続きできるサステナブルな競技なのかもという、ちょっとした発見があった。(その発見の場所が巣鴨だったことも、何やら象徴的な気がしないでもない。)