Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

セーヌ通りのギャラリー

土曜日は午後から近代建築の巨匠ル・コルビュジエのアパートを見に行った。そこでパリに短期滞在中の沖縄のおばさんと知り合い、日本の建築学生でパリにインターンに来ていて以前知り合った純平さんとも遭遇して、午後以降を3人で過ごすことになった。コルビュジエのアパートも魅力的だったし、その日はさらにそこからが面白かった。

純平さんがコルビュジエの絵画展があっているのを知っていたので、場所を移して中央部6区のセーヌ通り(セーヌ河沿いではなかった)という通りへ。そのセーヌ通りはコルビュジエの絵だけでなく、絵画、彫刻などのいろんな小さな画廊、ギャラリーが何十と集まっている通りだった。地上階がギャラリーになっていて、上は普通のアパルトマンになっている。

それぞれのギャラリーの作品のクオリティと多彩さ、ギャラリーの量、そして無料で出入りできること…、いくつもの条件が重なって、歩いていてとても楽しめる通りになっている。ひとつひとつのギャラリーは間口が狭くて奥行きがある。また中庭の向こうからギャラリーの明かりがこぼれてくるところもある。パリの普通のアパルトマンが持っている、奥に奥に少しずつ引き込まれるような雰囲気がなんともギャラリーに適していて心地いい。

沖縄のおばさんと別れた後、純平さんの事務所がある中国人街のベルヴィルに移動し、彼のおすすめの餃子屋で夕食を食べる。