Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ロスタイムのように

同じ寮に住んでいながら今月はほとんどAUSMIP生と会わなかったが、先日久しぶりにきょうすけの部屋に行った。すると今月部屋に引きこもって作っていたという、プロジェの成果物の3Dの絵を見せられておどろいた。彼もフラストレーションの溜まるプロジェ生活…

フェードアウト

2月からバカンスに入る学校でのプロジェ(=課題)は、自分はフェードアウトしてしまった。昨年10月に始まって以来、いつまでも会議のようなことばかりしていて、ここ2週間くらいでやっと申し訳程度の建物の設計が始まったが、今月は体調を崩して行けなかっ…

スタージュ生たち

DGTは若い建築家3人の小さな事務所だが、特に最近スタージュ(=インターン)生が多く、僕を含めて7人いる。色々な国から来ていて、フランス人は一人もいない。週に3回しか来れない僕は例外で、みなスタッフと同じように週に5日、朝から夕方・夜まで働く。こ…

スタディ進行中

今月のインターンは主にサイトウ・キネン・フェスティバルのオペラの舞台設計のスタディ(模型や図面などで試行錯誤、検討すること)をしている。田根さんがコンセプチュアルなものもテクニカルなものも新しいアイデアをぽんぽん思いつくので、僕はそれをさ…

あんな動詞、こんな動詞

来月は上旬にポルトガルに旅行に行った直後、南仏から北イタリアにかけて3週間かけて旅するので、「リュミエール」はほとんど全く更新できなくなります。毎月10日以上記事を書くことを自分に課して、9月から続けてきたけれど、それは今月でやむなくストップ…

おもしろいブログ

2月の頭にポルトガルに旅行に行きます。そのためにネットで調べものをしていたところ、「ゆーこりんの葡萄狩三昧―葡萄牙とかいてポルトガルとよみます。」という変なタイトルのブログを見つけた。お約束どおりのあだ名のこの人は、2008年にリスボンに留学し…

今月はフランス語を

2月から、パリ市が安く提供している語学学校に通うことになりそうだ(昨年9月からの学期は、申し込みをもたもたしているうちに定員になってしまった)。というわけで、今月、暇を見つけてこつこつやりたいと思っているのが、―なかなか手が回らないけれど―こ…

チョコレート工場をたずねて

旧ムニエ・チョコレート工場といえば、19世紀にできた鉄骨構造の初期の建築として、建築史の教科書などによく載っている建物だ。パリから郊外鉄道RERで東に20分ほど行くと、ノワジエル駅に着く。チョコレート工場は駅から北に2キロほど歩いた川のほとりにあ…

かわいい言葉

お好み焼きを作る福地とバチ。バチは九州大学に1年間留学していた経験があり、「オレは九州男児」とみずから語るおもしろいやつで、日本語も達者だ。そんな彼は、日本語の牛乳という言葉が好きらしい。フランス人全体にとってか、彼だけにとってかわからない…

マネキンのすべて

今年も変わらず週に3日、DGTにインターンに通っている。展示会場のコンペでは僕が働き始めた時点で20組くらいのうち3組に勝ち残っていたのが、12月のプレゼンで最後のファイナリストにも残った。インターン生や所員の人たちが語っていた田根さんの長所―セン…

映画館に進路を取れ

ゴダールの衝撃の勢いもあって、最近よく映画に行く。フランソワ・トリュフォーの「暗くなるまでこの恋を」。これは評判どおりの駄作であった。トリュフォーという監督は、誰にもまねできないほど冴え渡ってキレキレのときもあれば、たまに目を覆うしかない…

「女と男のいる舗道」

1962年、フランス。 監督:ジャン・リュック・ゴダール。 出演:アンナ・カリーナ。 VIVRE SA VIE(1962) 日本で小さな画面で見たときは、暗い話だな、くらいにしか思わなかった。今回映画館で観てみると、あまりにも鮮烈だった。なぜだろう。ストーリー展開…

どっと疲れが…

実は新年早々、かなり疲れている。12月の中頃から、いわゆる世界の名作(例:写真)を読み続けていて、先日ある小説を読み終えて一区切りしたら、どっと疲れが襲ってきた。最近ゆっくり本を読めていいと思っていたけれど、振り返れば相当に集中力を燃やして…

新年

あけましておめでとう。今年もよろしく!新年は留学生仲間でエッフェル塔を正面に望むシャイヨー宮(に着く直前の地下鉄の出口あたり)で迎えた。メトロの車内から現地にかけてずっと、後にも先にも体験しないほどの混雑をくぐりぬける。何もスられなかった…