Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴェルサイユへ

土曜日、留学仲間のきょうすけと、ヨーロッパに一人旅中の佐賀大の建築の女の子とヴェルサイユを見に行った。とはいえ、大きくて豪華という以上の感想は特には持たなかった。2年前に訪れたスペインのアルハンブラは、2日連続で通って計12時間過ごすほどだっ…

がまんの時期

インターンに通い始めて4週目に入るが、まだまだ苦労している段階だ。AutoCADでの作図をちょっと頼まれただけでも、操作時方法を聞きながら少しずつしか進まない。印刷の設定がよくわからず何度もミスる。まだ気持ちが張ってるなぁと自分でも思う。今度ボス…

サン・ジェルマン・アン・レー

土曜日は午前は授業で午後はフリー。というわけで先週の土曜はパリから西に郊外鉄道で20分の町サン・ジェルマン・アン・レーに出かける。週末にパリから「足をのばす」という表現がぴったり。サン・ジェルマン・アン・レーは高台の町で、名所として、町の東…

印象に残っている2冊

『わが友マキアヴェッリ』を2か月ぶりに読み始めたが、感銘を受けそうな本をあえて途中で読むのをやめて、想像を刺激するという読書術はあるらしい。たしかに、前にも半分ほど読んで中断して、数か月後に最初から読み通して強く印象に残った本がある。しかも…

満を持してマキアヴェッリ

ひさかたぶりに日本語の本の読書をはじめた。塩野七生の『わが友マキアヴェッリ』の文庫版全3冊で、ルネサンス時代のフィレンツェ共和国に仕え、『君主論』を著した政治思想家であるニコロ・マキアヴェッリの生涯を書いた小説。成田空港で買ってフランスに来…

ベルヴィルの写真たち

インターン先の事務所-DGTの近所の写真を紹介します。中国人街ベルヴィルにあり、エレガントで高級感のあるパリという先入観的なイメージとはほど遠い場所だ。駐輪していた自転車が盗まれるなどたぶん日常茶飯事であろう。とはいえ、中国系をはじめさまざま…

火曜日の昼

火曜日は午前中に学校で授業があり、午後からインターンに行く。10日ぶりくらいで晴れたので、学校のあるラ・ヴィレットから事務所のあるベルヴィルまで、普段メトロで移動するところを40分ほど歩いた。これがなかなか良いルート。運河があり、市場も通り、…

「ロシュフォールの恋人たち」

Les Demoiselles de Rochefort (1966)また1週間遅れだが、先週末もシネマテーク・フランセーズでミュージカル映画「ロシュフォールの恋人たち」を観た。日本でも人気の「シェルブールの雨傘」のパート2みたいな映画で、同じジャック・ドゥミ監督だが、カトリ…

サイトウ・キネン

インターンで手伝うことになったのは、なんと僕の生まれ故郷の長野県松本市でのプロジェクトだった。松本で毎年夏に行われる「サイトウ・キネン・フェスティバル」という音楽祭があって、来年のオペラの舞台設計をたまたまこの事務所(以下DGT)が担当してい…

仕事はじめ

先週から月曜、火曜午後、水曜の週3日インターン(フランスではスタージュという)で働き出した。一応給料ももらえる。Dorell.Ghotmeh.Tane / Architects-DGTという事務所で、ボスはイタリア人(後日訂正:イタリアとイスラエルのハーフ)のダン・ドレル、レ…

「柔らかい肌」

すっかりおなじみになったシネマテーク・フランセーズで、先日はトリュフォーの「柔らかい肌」を観た。(実際は10月30日(土)に観たのだけど、サヴォア邸の記事をアップしていたので1週間遅れです。)その前に言っておきたいのだが、ジャン・リュック・ゴダ…

おとどけもの

2週間ほど前のこと、とある先輩から一通のメッセージが届いて、どんな叱咤激励がつづられているのかと期待して開いてみると、 「フランス語のボサノバアニソンを見つけて、かなりつぼったので送ります。ここからダウンロードできるよ。....」早速ダウンロー…

サヴォア邸 (2)

(今回は木内さんの受け売りも多く含まれているけれど、僕のバイアスがかかったものなので、ご了承を。)木内さんは「現象として見たい」と言う。それは視覚的、映像的ということになるらしく、誰でも建物の細部を気付く・気付かないに関わらず見ているので、…

サヴォア邸 (1)

日曜日、旅行で来て以来2年ぶりにコルビュジエのサヴォア邸を訪れた。すると岸田研の助教授の木内さんに会ってびっくり。数ヶ月ヴェネツィアを中心にヨーロッパに滞在するとのこと。ル・コルビュジエとカルロ・スカルパを主に回るという。サヴォア邸の中に入…