Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

サイトウ・キネン

インターンで手伝うことになったのは、なんと僕の生まれ故郷の長野県松本市でのプロジェクトだった。松本で毎年夏に行われる「サイトウ・キネン・フェスティバル」という音楽祭があって、来年のオペラの舞台設計をたまたまこの事務所(以下DGT)が担当していた。指揮者は毎年のとおり小沢征爾(※2010年は病気から復帰したばかりで出演はわずかだった)。DGTが担当していることは内密なのかを田根さんに聞いたところ、
「言っていいよ。…100万人の人に伝えてくれ。」

まずは模型作りを頼まれる。オペラは伊東豊雄の設計した「まつもと市民芸術館」で行われて、ホール部分のでかい模型をすでに前のインターン生が作ってくれている。僕はその内部の舞台装置、つまり事務所で設計する部分を作ることに。模型を作るのはフランスに来て以来初めてだ。

単純作業だが、うまく施工計画を立てて精密に作らなければならない模型だったので集中して取り組む。結果きれいにできたのはよかったが、そのおかげで前日に作った別のパーツがしょぼく見えてしまう。

うーむ、なんだかなぁ。そういえば夏学期にバイトしていた千葉事務所でも、最初は卒業設計以来久しぶりで上手く作れなかった。これからDGTのことも色々慣れていければ。