Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

日本の旅

那覇市へ

知人の結婚披露宴に出席するため、沖縄に来ている(辺野古へ土砂が投入されたこのタイミングで本州から沖縄に来るのは少し複雑な気持ちだ)。とはいえ、金曜日から2泊3日の日程のど真ん中、土曜日の正午から那覇市のホテルで披露宴なので、沖縄を回るとい…

京都へ

父が今月で退職するため、子供二人から両親へのプレゼントということで、京都へ家族旅行へ。ちょうどその土日だけ晴れ間が広がり、幸運でした。 簡単に写真だけ。

片山津温泉へ

長い下り坂を降りたところで、潟に面して広がる片山津温泉にたどり着く。日曜日のお昼時だというのにまるで人気がなくひっそりとしている。さびれてしまった温泉街なのだなと聞いてはいたけれど、目の前に現れた風景は予想を少し上回っていた。何はともあれ…

イヴェールボスケ

二泊三日の金沢の旅の最終日は、西の加賀市方面へ行ってみる。金沢駅のコインロッカーにトランクを預けて九時半発福井行きの列車に乗る。十時半頃に加賀温泉駅に着き、タクシーで四年前にオープンしたパティスリー兼カフェの「イヴェールボスケ」に向かう。…

読書の秋、金沢編

金沢二日目はまず鈴木大拙館へ。明治三年に金沢で生まれ、アメリカに渡った後、講演や著作によって禅文化を世界中に広めた仏教哲学者である鈴木大拙を顕彰するために計画された。彼の著作は約百冊にも及ぶのだとか。建物は谷口吉生さんの設計で、山のふもと…

工芸とデザイン

十一月四日の金曜日に休みをとり、土日にかけて金沢へ二泊三日の旅行に出発。昨年の三月までは東京からだと遥か遠くの地との感のあった金沢だが、新幹線の開通はやはり劇的な変化で、あっという間に着いてしまった。早速、金沢21世紀美術館へ向かう。あまり…

会社の話

3月1日、会社から今年もまた異動を言い渡され、4月から建築設計の部署に戻ることになった。周囲の人たちからは「よかったね」と声をかけられることが多いが、「いいも悪いもない。そうですか、という感じです」と正直に答えることにしている。昨年からの都市…

越後湯沢へ

2月20日、大学の建築学科の同級生5人で日帰りのスノボをしに新潟は石打丸山スキー場へ。東京駅からの上越新幹線自由席は異常な混雑で、大宮駅から乗った仲間は、通勤の満員電車さながらの人混みにより、東京駅組がやっとのことで確保した席にすらたどり着け…

「今年は桜が」って言うけれど

「今年は桜が早く終わってしまったので、入場無料券をお渡ししています。いつでも使えますので」青森旅行の最終日は、弘前を散策する。まずは弘前公園へ。弘前城と書くか、弘前公園と書くか迷うけれど。外堀沿いに桜並木の緑が既に見応え十分だったが、これ…

元気で行こう。絶望するな。

3日目、今日のメインは「斜陽館」。太宰治の生まれ育った家。2泊滞在した青森市を後にし、西の津軽方面へ。1時間ほどバスに揺られ五所川原駅へ、次いで津軽鉄道「走れメロス号」で金木駅へ向かう。津軽鉄道は人気のローカル線なのか、団体客も数多く乗り込む…

ぜんぶ雪の…

2日目は青森市周辺を回る。まずは市街からバスで20分ほど行き、青森県立美術館へ。青木淳さんの設計で2006年に開館したこれは建築業界では超有名な建物。隣接する三内丸山遺跡の発掘現場から着想を得て設計され、発掘現場のトレンチ(濠)のように、地面が幾…

街全体が歴史的な作品

連休は青森県へ3泊4日の一人旅に行き、まじめに建築を見て回ってきた。仕事では建築のスケールよりもっと大きな土地の話などに関わる機会が多く、意識しておかなければどんどん建築の感覚が鈍ってしまうのではという危機感もあり。まずは十和田市現代美術館…

今年も雪を求めて 2

2日目は8時に朝食をとり、10時前にはスキー場へ。今日も、何の関係もないことまで全てに感謝したくなるような快晴だ。みんなスノボは昨日で十分満足していたので軽く流す感じで滑っていく。昨日の「レリゴー」に変わって今日はセカイノオワリが頭の中で流れ…

今年も雪を求めて 1

というわけで朝6時半に大宮駅に無事に着けた時点でかなり大きな達成感にまず浸った。そこから8人が車2台に分かれて草津へ向かう。車を出してくれ、丸2日間ドライバーを務めてくれた2人への感謝を先に書いておこう。また直前で参加が決まった後輩2人とは相当…

直島ききとり調査

「失礼ですが旦那は、やっぱり東京ですか」 「東京と見えるかい」 「見えるかいって、一目見りゃあ、第一言葉でわかりまさあ」 「東京はどこだか知れるかい」という会話そのものはなかったが、今回の直島旅行では、宿の方々や、各ギャラリーで受付をしている…

環境とはなにか?

直島滞在中には数多くのスポットを訪れて、地中美術館、豊島美術館、いくつかの家プロジェクトなど本当に来て良かったと思える体験もまた数多かった。そして、それらの何が良かったのだろうと考えてみると、案外単純に、どれも共通して光を、周囲の自然をそ…

新しい課題

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。年末は27日から3泊4日で直島に滞在して、実に久しぶりにゆっくり旅をしてきた。期待どおり自然は美しく、建築やアートもクオリティの高いものばかりで満喫した。アートによる島おこしがすっか…

冬の南三陸町 3日目

最終日は前日と作業の班を交代し、僕は朝から少し山間に入った場所にある畑での農作業に従事した。5月のツアーのときに耕した畑に植えられた菊芋という芋を収穫する作業だ。菊芋は血圧を下げる効果があるらしく、健康食材として売り出していければよいなと…

冬の南三陸町 2日目

2日目は、このボランティアツアーで毎度お手伝いしている寄木という漁港の「カツノリさん」「お父さん」の作業を手伝う。海は少し時化ていて、日が照ると暖かい天候だ。今日行ったのは、ホヤの養殖関連の作業。海から少しだけ離れた小屋で、薪ストーブをたい…

冬の南三陸町 1日目

今日から2泊3日で、5月の連休に参加したのと同じ、宮城県南三陸町の震災復興支援のボランティアツアーに参加している。スタッフの方々の顔が懐かしい。今回も20人ほどの年齢性別職業様々の皆さんが日本各地から集まっている。初日は早朝に東京に集合し、バス…

南三陸町 3日目

3日目は漁業班でのワカメ養殖の手伝いだった。朝食後すぐにバスで寄木(よりき)という港に移動する。幸い天気に恵まれ、時折かもめの鳴き声の響く海辺の屋外での作業に従事した。漁師さんの指示のもと、収穫されたメカブの茎から専用の道具で葉を削ぎ、袋に詰…

南三陸町 2日目

南三陸町では、小さな小学校を宿泊施設に改装した建物に泊まっている。これは震災とは直接の関係はなく、海からは少し離れた、農地の広がる山の中にある。僕は「6年3組」に8人で泊まった。同部屋のメンバーの中にモノマネ芸人を目指している中学生がいていく…

南三陸町 1日目

今年の5月の連休は、4日から6日の2泊3日で、東北へのボランティアツアーに参加している。一年前に弾丸ツアーのボランティアに参加して以来の東北だ。細々とでも自分なりに定期的に被災地の状況を見ておきたいと思った。今回はバタフライエフェクトというNPO…

UT-Aide

初めて訪れる東北地方。それが被災地復興のためのボランティアになろうとは、一年ちょっと前までは思いもしなかった。UT-Aid という、学生は1000円、社会人は8000円で参加できるボランティアです。場所は宮城県の東松島。石巻市の西に位置し、人口の少ない街…