Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

会社の話

3月1日、会社から今年もまた異動を言い渡され、4月から建築設計の部署に戻ることになった。周囲の人たちからは「よかったね」と声をかけられることが多いが、「いいも悪いもない。そうですか、という感じです」と正直に答えることにしている。昨年からの都市計画コンサルの仕事の経験が一年という短期間で終わってしまうし、毎年部署が変わって、中途半端に会社に振り回されているという感が強い。まあ、4月に新しい仕事が始まってみないことにはなんとも言えない。

うちの会社は3月1日に一斉に次年度の人事異動が発表されるのだが、当日は社員皆そわそわ、誰がどこの部署や支店に異動になるか徐々に明らかになりだすと、噂話やら挨拶回りの笑顔やらがフロアの方々から次々に湧き出てくる。さながら小学校でのクラス替えのように。イベントが楽しくてしょうがないというように。この雰囲気には3年目の今でも馴染めないなあ。みなさん、他の会社でも似たようなものなのですか?


その週末、3月5日の土曜日には会社の設計部の同期4人でガーラ湯沢にスノボに行った。スキー場は新幹線のガーラ湯沢駅に直結している。他の大勢のお客さんもほとんどが東京から来たのだろう。さて、滑り始める前にカフェテリアで軽い飲食をとったのだが、僕以外の3人はひたすら会社の人たちの話をしている。僕は昨年から3人とは違う階になったこともあり、登場人物があまりわからず、話についていけない。カフェテリア内のテレビ画面に映っていたリヴァプールマンチェスター・シティの録画映像が視線の落ち着きどころとなる。僕はアグエロがとても好きなので、リヴァプールが3-0で勝つと知っていながらも彼を応援する。

ゲレンデに出ると天気も良好で順調に滑り始める。昼食の時間、会社の人たちについての話が続く。まるでその話しかしてはいけないというルールでもあるかのように。クン・アグエロも今はもういないので、視線をロストしてしまった。目をつむっていてもよかったのだが、自分の席から数メートル先の「この階段は下りる方が優先でご利用ください」という貼り紙に仕方なく頼ることにした。午後も天気良く、順調に滑る。夕方も近づき無事に滑り終えて、着替えやレンタルボード返却を済ませ、お風呂に入り、帰りの新幹線を休憩ラウンジで待つ時間、会社の人たちについての話が続く。人間関係の派閥が云々、、、