Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

かわいい言葉


お好み焼きを作る福地とバチ。

バチは九州大学に1年間留学していた経験があり、「オレは九州男児」とみずから語るおもしろいやつで、日本語も達者だ。そんな彼は、日本語の牛乳という言葉が好きらしい。フランス人全体にとってか、彼だけにとってかわからないが、言葉の響きとしてかわいいという。九大で受けた日本語の授業で初めて牛乳という言葉と出会ったときの感激を、目をかがやかせながら語るのだった。そんなこと言われても、と応じるしかなかったが。

それならばと、僕もメトロの駅名にあるバルベス・ロシュシュアール Barbes Rochechouart がかわいくて好き(シュが重なるところとか)だと伝えたけれど、べつに、としか答えてくれなかった。絶対に牛乳よりもバルベス・ロシュシュアールのほうがいいと思うのに。

文化が違えば、言葉が違えば、かわいいと感じるものも違う。...わたしはまたひとつ、大切なことを学んだ。