Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

映画館に進路を取れ

ゴダールの衝撃の勢いもあって、最近よく映画に行く。フランソワ・トリュフォーの「暗くなるまでこの恋を」。これは評判どおりの駄作であった。トリュフォーという監督は、誰にもまねできないほど冴え渡ってキレキレのときもあれば、たまに目を覆うしかないような駄作も混ざるという不思議な映画作家だ。そこがいいと思うけれど。

そして、シネマテーク・フランセーズで今月からアルフレッド・ヒッチコック特集が始まった!むこう1、2か月(?)は毎日3本ずつほどヒッチコック映画が繰り返し上映される。なるべく時間を見つけて足を運びたい。

フランス人ではないにもかかわらず、彼の人気は絶大なようにみえる。だって、たしかに面白いよ。心憎い演出。日曜の19時からあった「知りすぎていた男」は満員の入りで、映画が終わってドアを出ると既に次の時間のヒッチコック映画のための長蛇の列ができていた。


それから、現在公開中の映画では、アリエッティがフランスでも借りぐらしを始めた。道ばたやメトロの通路などいたるところに広告がある。人間に見られてはいけない。このキャッチコピーだけは日本語で書いてある。