Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

スタージュ終了

30日でカトリーヌ・モズバの事務所でのスタージュ(インターン)も終了なので、ひとまずの総括を書き留めておこう。

週5日以上で働くのは初めてだったこともあり、この2ヶ月間はきつかったというのが、最初に浮かんでくる感想だ。しかも、僕も含めて所員が無駄なエネルギーを使わされていると感じる場面も多く、これがなかなか精神的にこたえる。愚痴はこのあたりで止めるが、たとえばモウリーニョならこの状況をどう表現するだろう。
あとは、スーパーは夜9時に閉まるので平日なかなか行けないなどの現実的な不便もあった。

苦労があった一方、ランドスケープという分野の仕事をしている新鮮さは日々感じながらできたとは思う。僕が通っていた時期はいくつかのプロジェクト重なっていた時期だった。単発的な内容の作業が多かったことがデメリット、色々なタイプの仕事をできたことがメリットだったと思う。

敷地の街の名を挙げると、ランス、ロリオン、ルベ、アバディーン(以上いずれもヨーロッパの地方都市)、西安、台中で、それぞれのプロジェクトでのランドスケープデザインの位置づけや、設計していくプロセスを垣間見ることはできた。そしてそれは、建築をしっかり学べば十分に応用可能であるように思った。(それに個人的な好みとして、やっぱり建築をやりたいなと思った。)

もっとも、ヨーロッパの成熟も中国・台湾の勢いもない日本で、ランドスケープがこれから「流行る」分野なのかはわからない。でも今の日本の被災地のことを考えても、公共空間の再生にしろ、土壌の改善にしろ、ランドスケープの果たせる役割は大きいと思う。