海、今年の抱負

先日、「書初め〜2014年のカレンダーを作ろう」というささやかなイベントに参加した。これは２年前にも参加させてもらった書道家姉妹の朝凪&夕凪先生のイベントで、昨年は修士論文の提出間近で行けなかったのだった。今年はカレンダーの用紙の上半分に、参加者の各々が自由に選んだ今年の抱負の漢字一字を書くというもの。

ところでこのブログではまだ書いていなかった気がするのだけど、昨年の４月からこの中目黒の「凪家書道教室」に通っております。学生時代から「リヒトくん、社会人になったら生徒さんになるのよね？」などとちょくちょく言われながら適当にあしらっていたつもりだったのが、徐々にこれはマジで生徒を取りに来てるな、と思うようになり、折れて習うことにしたわけで。でも実際習い始めてみるとすこぶる面白い。先生がよいのだろう（ヨイショ）。ここ２か月は仕事の忙しさなんやかやで通えておらず残念だ。

さて、僕が今年の抱負に選んだ漢字は「海」。何故に海なのと聞かれても「なんとなく」と説明するのだが、ひとつには、ここ最近に南三陸町、葉山、鎌倉などを、また大学の研究室にいたころまで遡ると佐渡、沼津、さらにフランスのセート、グリュイッサン、エグ・モルトなどを訪れて、今さらながら海っていいなあと思うこと。あとはまあ、海という字から連想されるイメージはいくらでも広がっていってくれるだろうという期待。

普段のレッスンはまだ楷書の段階なのだが、せっかくの書初めということで、先生のお手本を参考に行書で書いてみることに。ちゃんと書けているのかハッタリをかましているだけなのか分からずとも、ヤッと集中して無事に書ききれて安心した。持ち帰ると早速自室の壁に飾った。２年前に書いた「続」と共に部屋に馴染んでいってくれ。