Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

凱旋門賞、観戦記2

先日に引き続いて凱旋門賞の記事です。
ちょうど去年の今頃はイベントスタッフのバイトでサッカーをはじめプロスポーツの試合の現場で働く機会が多かったので、ロンシャン競馬場では色々日本と比較しながら周りを見てもいた。

それで気がついたことのひとつは、着飾った紳士淑女が多くいたということ。男性はセミフォーマル系のスーツを着ていたり、女性は華やかな帽子をかぶっていたり。スポーツ観戦で叫ぶというよりは、お芝居でも観に行くような格好をしている。
また、日本に限らずスポーツの会場は看板や広告で埋め尽くされるのが常だが、凱旋門賞ロンシャン競馬場では商業看板はなく、会場の色彩はエンジの大会カラーで綺麗に統一されている。また上段の観客席の前に一直線に花がしつらえられていたりする。

あるジャンルのスポーツ観戦が、品のよさを備えたたしなみでもあるように見受けられて、軽いカルチャーショックを受けた。他にも例えば、ローラン・ギャロス全仏オープンテニス)やウィンブルドンでも、テレビで見る限り、同じような落ち着きと上品さを感じる。いかにもヨーロピアンな観劇の文化の延長にあるとか、そういうことはまだわからないけれど。

それにしても、競馬は初めて生で見たけれど、なかなか面白いものですね!日本に帰ったら(調布競馬場とか?)ぜひ見たくなったよ。今回は馬券を買わなかったしね。


会場の色彩はエンジの大会カラーで綺麗に統一されている。