Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

軸線ハイキング

パリには19世紀に県知事オースマンの都市大改造によってたくさんの軸線(真っ直ぐな道路)が作られた。その中でも中心的なものがルーヴルから凱旋門まで延びる軸線で、現代にできたルーヴルのガラスのピラミッドもこの軸線状に位置するように設計されている。
今はさらに外側の高層ビル街のラ・デファンスまで軸線が延びていて、ラ・デファンスのシンボル「グラン・ダルシュ(新凱旋門)」に突き当たる。

ルーヴルからグラン・ダルシュまで、この10キロ近くにもおよぶ軸線を踏破しようと企画し、九州大から来ているきょうすけと、先週も登場した純平さんとハイキングに行った。

以下、面倒ですが順にスクロールしていってください。


ルーヴルのガラスのピラミッド。



ルーヴルから西に続くはチュイルリー公園。ここで少し雨に降られる。雨は降ったり止んだりすることが多い。すでに遠くに凱旋門が見える。



僕の好きなチュイルリー内のユリウス・カエサルの像。



チュイルリーを抜けるとコンコルド広場。ルイ16世マリー・アントワネットがここで処刑された。




まだまだ続くよ。シャンゼリゼ通りに入る。日曜の午後でにぎわっている。



凱旋門アルク・ド・トリオンフ)。ルーヴルからずっと見えていたけれどやっと着いた。



今日一番のハイライト―凱旋門の上より。全方向に放射状に道路が延びていて圧巻。右が今来たシャンゼリゼ



エッフェル塔は余計な形容いらずに美しい。ただ前のクレーンどいてくれ。



はるか先にラ・デファンスを望む。そこに見えてるように感じさせておいて実際は遠い。
ここから先は退屈な道が続く。



寄り道してコルビュジエの「ジャウル邸」を見る。今も人が住んでいるので軽く不法侵入してそそくさと写真を盗る、いや撮る。内部の心地よさを予感させる落ち着いた外観。



ラ・デファンスの高層ビル群。地区内を歩くとツッコミどころ満載のへんてこビルが集まっているが割愛。



歩くこと4時間以上、グラン・ダルシュに到着。理屈的にはここからルーヴルのピラミッドにいる人を狙撃することだってできるはず。とにかくやっとゴール。



と思ったらグラン・ダルシュの裏にまだ少し続きが。今度こそおしまい。