Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

日本建築史の授業

金曜日の朝9時からの日本建築史の授業に行くようになった。金曜には11時から必修の授業、14時からプロジェがあるので、ついでの気分で出ることに。まだ二回しか出席していないけれど…。

日本に関心があるのか、ヴィクトワールら同じプロジェのメンバーたちもいて、熱心に聴いている。こっちの学生は授業中に居眠りすることはほとんどない。また、ヴィクトワールと同じ研究室に留学していたアマンディーヌもいる。彼女はルノワール肖像画に描かれていそうなふっくらとした女子学生で、日本に留学中は「東京の隙間」について論文を書いたらしい。

先生はフランス人で、日本の普通の授業と同じようにスライドを見せながら話す。僕としては予備知識とスライドの画像が手助けとなる。講義の内容もなかなか詳しく、先生が寝殿造の屋敷での貴族の立居振舞いを「コムサ(こんな風に)」と言いながら実演するあたり、なかなか面白い。

フランスでこんな風に日本建築史が詳しく教えられているとは驚きだった。膨大な授業の選択肢があるという、規模の大きな建築学校の長所が、このあたりにあらわれているのかもしれない。