Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

次なるスタージュ

4月はこれからイギリスに2週間半の旅行に出かける。そして帰ってきてからのインターン先が決まった。カトリーヌ・モバシュという人の事務所だが、この人は建築家ではない。ランドスケープ・アーキテクト(フランス語ではペイザジスト)だ。

「ボンジュール。リヒトミツナガと申します。……5月から2か月間、インターンで働きたいです。フランス語は少し話せますが、英語のほうができて、日本語が一番できます。専攻は建築ですが、ランドスケープにも大きな関心があります。添付ファイルでポートフォリオを送りますので、……」 というような正直なメールを送ってみたところ、顔を合わせるだけの面接を経て、意外にもあっさりと働かせてもらえることになった。

以前からランドスケープ・アーキテクトのところで働いてみたいと思っていたが(それについては明日書こう)、最初は巨匠のミシェル・コラジュしか知らない。インターネットや学校の図書館で調べるうち、よく出てくる名前が分かってきた。モバシュもその一人。作品集を見てみると、あえて抽象化され、洗練されたプレゼンテーションは他のペイザジストと一線を画しているように思われた。加えて、彼女はルーヴル・ランスのランドスケープデザインを担当している人でもある。

こうして前述のメールに至ったのだった。ランドスケープの仕事など何も知らないが、たまたま日本人のスタッフもいるし、建築出身の人も多い世界なので大丈夫だと言われた(僕は「転職」する気持ちはないが)。というわけで、DGTを忘れてほしくはないけれど、この新しい名前を覚えてください。チョコレイト・ディスコ?いいえ、響きは似ているけど違います。ペイザジストのカトリーヌ・モバシュ。