苦戦がつづく

今回は週5日で通っているスタージュの2週間目が終わった。ところで、以前の記事ではmosbach paysagistesをモバシュ・ペイザジストと表記したが、どうもモズバと発音するみたいだ。どこかでカトリーヌ・モバシュと表記されていたのだが。

ある程度の覚悟はしていたが、例によって仕事を始めたばかりの時期で苦戦が続いている。新しい仕事環境でまだまだ気が張っている。一日2ミスくらいで切り抜けたいものだ。コミュニケーションでも苦労している。フランス人のスタッフは易しい英語を話すので助かるが、数日前に出張から帰ってきたボスのカトリーヌはせっかちな話し方なのでくみ取るのが大変で、こんな勘違いもあった。

フォトショップで断面図に写真から木を貼ってくれと頼まれたので、丁寧に木を切り取っていたら、「何をちんたらやってるの。違うわよ。」と怒られ、写真を何も加工せずそのまま貼ると都合よく断面パースになるというおちだった。聞いてない、スケッチ一枚くらい描いてくれていたら、と思ったけど…。

とはいえ、ランドスケープという今まで馴染みの薄かった分野でも、図面や画像でイメージを伝えることに変わりはなく、CADその他のソフトに関しては、建築で身につく普通のスキルがあれば特別な苦労はない。模型を作ることはまだないが、これはたいてい日本人なら外人より上手なので心配していない。

事務所にはよく建築関係の人が打ち合わせに来る。そのとき話の内容を横で聞いているわけではないが、建築という分野を違った視点から見られる場所にいるのかな、と思う。これからの2か月で自分の視野が広げられることを期待している。