Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

ビッグイヤー

毎年午前3時半に起きて観戦していたチャンピオンズリーグの決勝を、今年は寮のカフェテリアでゴールデンタイムに見ることができた。

バルセロナマンチェスター・ユナイテッド。前半はバルサのペドロ、マンUルーニーが決めて1対1。マンUも粘っていたが、 後半はバルサの優勝祝賀会のような試合になる。メッシが矢のようなシュートを、ビジャがねらいすましたシュートを決める。この試合が現役最後のGKファン・デル・サールも健闘したが、バルサの3トップのシュートセンスは素晴らしかった。結果は3対1でバルセロナが優勝。

バルセロナとスペイン代表のポゼッションサッカーは、ここ数年の世界のサッカー界を席巻している。それに対抗するため、いくつかのチームは、オシムの言葉を借りれば「ゲームの破壊」を選んだ。昨年のワールドカップの決勝のオランダ、今年のチャンピオンズリーグ準決勝のレアルがそう。悪質なファウル、シミュレーション、オーバーリアクションの応酬に試合を持っていく。しかし、それなりの効果はあげたが、退場者を出して決壊したのは「悪のサッカー」を仕掛けたほうだった。オランダやレアルのファンには申し訳ない言い方だが、審判への文句を捨てゼリフに残して去ったバッドルーザー…。

対してマンUは一昨年の決勝と同じく完敗したが、レアルのほうが結果的には惜しかったが、無駄なファウルやカードも無くクリーンファイトであった。紳士の国イングランドは、フェアプレーで有名でもある。バルサやスペインを破るチームがあるなら、そんなチームであってほしい。