コンヴァンシオン

木曜日は聖だれだれの日か何かで休日だった。ありがたい。

午前は寮でこまごまとした雑事をし、午後からは何となく思い立ってローラン・ギャロス（開催中の全仏オープンテニスの会場）に行ってみた。パリの西に広がるブローニュの森の南にあり、寮からは一時間ほどで着く。パブリックビューイングでもあればという気楽な気持ちで行ったが、敷地自体に入ることができず、シャラポワと李娜が準決勝を戦っているであろうスタジアムを遠目に見ながらそこを後にする。

続いて近くの15区のコンヴァンシオンで時間を過ごしに行く。ここはどういうわけかパリの中でもすごく気に入っていて、二週間に一回くらいの頻度で来ている気がする。家でできる作業でも、気分転換に少し遠出してコンヴァンシオンでしたりしてきた。写真に写っているカフェはこの地区の良き雰囲気を作り出しているけれど、少々お高いので、マクドナルドでマカロンとカフェのセット1.9ユーロを注文し、休憩する。

ここに来るとなぜか落ち着く。豊かな街路樹、賑わう何軒ものカフェ、メリーゴーランド…パリの中でもベスト交差点のひとつと思っているコンヴァンシオンは、疲れのたまる生活の中でのささやかな句読点のような存在になっている。