Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

なぜか一次通過

やや遅れたニュースだが、カトリーヌ・モズバの事務所でのインターンの際に関わったコンペで、なぜか第一ステージを通過していた。台湾の台中市の空港跡地に公園を計画するという国際コンペで、フランスのフィリップ・ラーム氏という建築家に最初は誘われてカトリーヌも参加した。

「なぜか」と書いたのは、正直言って勝ち上がれる内容とは思っていなかったから。僕はランドスケープの仕事自体が新鮮だったし勉強になったことも多かったので、それだけでもよかったのだが、この結果は意外だ。自分がどれほど貢献したかは定かではないが、苦労も多かったので、それが少しは報われたのかとは思った。

それにしてもなぜだろう。百数十ページにおよぶ要領を得ないコンペ要領を読むと、かなり自由にコンセプトを提示してよいように理解していた。結果として出した案が、審査員を面白がらせたり、挑発するところがあったのかもしれない。第二ステージでの健闘を祈りたい。

第二ステージに残った5組は、メインの応募者ならば全員が欧米国籍。僕の地元はアートポリスなるプロジェクトで(建築関係の人には)有名だが、「落下傘」によって実現したプロジェクトが地域に根付くのかというのは重要な問題だと思う。そんな観点からも、Taichung Gateway Parkについてはこまめにチェックしていきたい。