AUSMIP報告会

先日、僕たちの交換留学プログラムAUSMIP（オースミップ）の報告会があって、帰国した留学生たちが、これから行く人たち、担当の先生方、その他の参加者の前で一人ずつ簡単な発表をした。人前で話すのが久しぶりで上手くできたかわからないが、とりあえず無事に終了。その後は簡単な懇親会で、次期の留学生にむこうでの実用的な情報を伝えたりする。後輩たちのまぶしい眼差しが恐縮だった。

それにしても、AUSMIP担当の松村先生の包容力はありがたい限りだ。僕は前期も後期もプロジェ（設計課題）を途中でやめたので、フランスの学校での単位はついていない。日本での単位に換えるかどうかは日本の先生方が決めることなのだが、松村先生はあの独特なイントネーションで、気楽に「単位いるぅ？」と聞いてきたので、僕も「もらえるなら欲しいですが、もらえないなら甘んじて受け入れます」と適当に答えた。この留学における僕の単位観―あげてもあげなくてもいいチップのようなもの―を推し量りあったようなやりとりであった。

懇親会のあとは、一緒に留学していた何人かで夕飯へ。むこうにいたときから思っていたけれど、AUSMIP生のメンバーでの集まりのいいところは、お互い日本での大学や留学先が違うので、話が些末なゴシップに陥らないこと。次は九州でも集まりたい。