Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

秋深し

師走に入ったとはいえ、季節はまだ晩秋と言ったほうがしっくりくる。キャンパス内の銀杏は見頃をむかえてまさに黄金のかがやき、行く人の目を楽しませています。

秋深き 隣は何を する人ぞ
院生室で隣の席のフェデリコ・フェリーニさんとは顔を合わせる機会が少ないので何をしているかわからないが、修論生たちは提出まで2か月を切って大変な時期に入ってきたと肌で感じる日々である。ゼミでの進捗状況報告は四者四様で聴きごたえ十分で、こちらも疲れる。
「来年は僕もこうなるんですか?」「うん、そうだよ。」

僕も人の心配ばかりしていられず、就職活動が始まるところ。侵略などの「悪行」が必要であれば可能な限り速やかになされなければならない、などとマキアヴェッリが書いていた気がするが、受験とか就活とかだって、多かれ少なかれバカバカしいところがあるので、同じことが言えると思う。パンフレットなんかに「就活を通して自分自身を見直せました」なんて書いてあるのを見ると、本当かなと思ってしまう。もっとも、人生の中ではわりと例外的に努力が報われる可能性が高いことがらでもあると思うので、頑張って取り組むことはもちろんだけど。