Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

二周年の日記

「先日、ブログとは別に毎日書いている日記をつけ始めて一年になった。大学ノートに書いていて、一日に平均10行くらい、旅行などのときはもっと増える。……」

と、本ブログに書いてからさらに一年が経ち、日記は二周年を迎えた。昨年の記事では日記をつけるメリットについて記していて、それについての考えは今でも変わらない。もっとも、毎日高尚な意義を掲げながら書いているはずはなく、ただ習慣的に、淡々と続けている。ところが今や最初の頃の日々がはるか昔に遠ざかり、大げさに言えば自分にとって歴史性を帯びてきて、これまでの蓄積そのものにも何やら意味が生じてきている気がして不思議な気分でもある。

このブログも含めて書くことは別に苦ではないが、それにしても紙のノートとウェブ上の二つの日記が終わった状態が想像できない。いつまで続くのだろうか、人ごとのように思っている。それに唐突ではあるけど、

あの日スタートの合図で走り出してしまったぼくらに
いまさらもうわざとらしいゴールなんかなくてもいい

のである。自分にとっては、継続という言葉に詩とメロディーのイメージを加えることで、言葉の意味を立体的に広げ、また深めるものとして聴く部分。わざとらしくない無数の「ゴール」の達成や発見を積み重ねていくことの中に豊かさがあるのだということを教えてくれる。