Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

いよいよ…

僕たちの修士論文の提出日は2013年の1月28日らしい。残り2か月半ほどになり、いよいよプレッシャーが加速してきた。提出まではひたすら研究を頑張ることになる。

数か月前の最初の構想発表の段階では「玉川上水と分水による武蔵野地域の形成」と題していたが、それぞれの分水の沿革を追っていくうち、江戸時代に武蔵野地域が形成されてきた過程よりも、むしろ明治時代に入って用水の利用のされ方がどう変化していったか、そしてどう廃れていったかを追求する方が、水のインフラにまつわる時代の諸相を描けるのではないか。そのように関心が移っていった。

こうして少しずつ論文全体の構造が見えてきた気はするが、しかしまだぼんやりしている。甘い。史料の収集も進めていかなければ。新しい知見を生み出す「生みの苦しみ」を痛感する毎日が続いています。

修論は久しぶりの大きな壁のように思えるわけだが、これまでの受験や卒業設計とは異なる点もある。これまでは多かれ少なかれ将来の進路を意識して取り組んでいた(受験は当然だし、卒業設計は就職活動に影響するという危機感もあった)。しかし今回はどれだけいいものが書けるかという、今までにないほど純粋なモチベーションで取り組むことになる、ひょっとしたら最初で最後の体験になるかもしれない。