Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

写真を撮ってはならない(イギリス、フランス旅行記 2)

今までいくつも旅行をしてきたけれど、自分にとって今回の新しい試みは、一枚も写真を撮らない旅行にしようということ。

そもそも、カメラを出したりしまったりがいちいち面倒くさい。ブログやフェイスブックに写真をアップすることはできなくなるが、不便は「その程度」だと思っている。

僕にとっては、これまでの経験と照らし合わせてみても、自分にとっては旅の経験を自分の記憶の豊かな土壌とするのに写真を撮ることがたいして効果的だとは思えない。見えているものを、訪れた場所を写真に残そうと躍起になるよりは、もっと自分の無意識の記憶力を信頼していいのではないかと思う。僕にとっては、写真を見なければ思い出せないような思い出ならたいしたものではないだろう、その程度のものだったのだ。

ついでに書くと、人から旅行の写真を見せられのも、何か気の利いた感想を迫られているようで、あまり「得意」ではない。

一般的には日常生活では写真はあまり撮らず、旅行先で撮りまくる人が多いのではないかと思うけれど、むしろ逆の方がいいのではないかとすら感じる。日常の単調なルーティーンが破られる瞬間に対してセンシティブでありたい。一方、旅先での出来事は心配しないでも勝手に記憶に残ってくれるだろう。こういった感覚は変わってるのかな。まあいいですけど。