Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

お芝居

「水なんて飲んだら、わたし退屈で死んでしまうわ。」

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さかがお第十回は、
下町の喫茶店で悪女と出会う。
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劇団さかさからみても同じ顔だ。第十回公演
「クエンチング・ヘッダ・ガブラー Quenching Hedda Gabler」
原作:H.イプセン
(以下略)


会社で4月から同期となる人がお芝居をやっていて、上記の劇に出演するとの知らせをもらい、観に行ってきた。劇場ではなくて、さして大きくないカフェを使っての劇だった。カフェの場所は、根津から千駄木に向かって一部に有名な「へび道」を通り抜けた所にある。写真は開演前のようす。

その人がお芝居をやっていて毎回よく意味のわからない変な劇をしているとは聞いていたが、今回はシリアスな悲劇だったので予想外。修羅場が続く内容だった。せいぜい30平米程度のカフェスペースに、場面によって入れ替わり立ち替わりする5人の役者を観客が取り囲む配置で、役者の人たちが常に数メートル以内、時には目の前で演技をしている。僕は芝居には不案内ながらこの間近な距離は初めての体験だった。ダンスなどもそうが、劇って本当にどこでもできるんだな。いとも簡単に虚実が反転する。

同期の友人も、約100分の上演にわたってヒステリックな役を熱演(?)していた。最初から内定者の中では心憎いほどの落ち着きを保っていた印象があったけれど、舞台に慣れてるからだろうか。公演後は4月からよろしくと簡単に挨拶する。映画と違い、終演後に役者やスタッフの人たちの表情が見られるところが生の舞台はいいですよね。