Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

Zahaのおどろくべき超能力

聞いた話によると、ザハ・ハディト(英国のスーパースター建築家)はめちゃくちゃ頭がいいらしく、各種図面が載った基本計画書の書類をとばし読みしたあとに、いきなりある断面図を指して
「ここがおかしい。これじゃ光が入らない」
などと指摘するらしい。秩序に沿っていないものを見分ける眼力が凄いのか、、、


さて4月1日から仕事が始まった。僕はどうやら意匠部の中でも良いチームに配属されたらしい。とはいえ、まずは新卒がひとまとめにされての研修期間。最初の2日は当たり障りのない公明正大なスローガンばかり聞かされる。そこで、ある程度の地位の人と話す機会が得られたときは
「どこの会社もですが、こういう研修は建前としてやってるんですか?それとも本気でやってるんですか?」
と素朴な疑問を尋ねてみた。どの方も一応本気でやっているようだと答えてくれたけれど、次からはその答えが建前なのか本気なのかも聞いてみたい。

幸い各部署の職能紹介の講義では、話が専門的で具体的になってくる。以前の僕なら眠たがるだけだったであろう講義も、冒頭に掲げたザハのエピソードに強い印象を受けた今では、話やパワーポイントやレジュメの中の疑問点を見つけるゲームとして、集中力を持って楽しんで受講している。もっとも、ザハの「超能力」には足元にも及ばないが。

仕事が始まって最初の記事の主役がザハになるとは予想だにしなかったが、第一週は上に書いたようなことに実感を感じながら過ごしていた。