Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

白川郷へ

遅めの夏休みをとって、熊本の実家にいる両親と、金曜から松本の祖父の家に来ている。松本駅に着くといつも空気が乾いて澄んでいると感じる。

土曜は僕と両親の三人はレンタカーで合掌造りで有名な岐阜県白川郷を訪れた。松本からは三時間ほどで到着。世間の夏休みも終わり、世界遺産の集落は適度な混雑で賑わっていた。

情報源によって微妙に数字が異なるが、白川郷に合掌造りの家屋は110から120棟ほど残っている。山あいの水田や水路の合間に迫力ある茅葺き屋根が散在する、今まで見たことのない風景だ。各合掌造りの妻面が南北方向に揃っていることも、結果的に景観の統一感につながっている。国の重文に指定されている和田家の中に入ってみると、養蚕を営んでいたという2階部分の、屋根の小屋組の下の大きな一室空間が特に見応えがあった。

少し雨が降っていたが、屋根が特徴の建物・集落を訪れるにはそれも悪いことではない。こうなるとやはり雪の季節の白川郷を見てみたくなった。