Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

本はすこぶる好調だけど

どうも最近、「ふーむ、会社って、社会人って、こうこうこんなんなんだ」と思うことが多い気がするので、サラリーマンの生態ばかり気にしてどうする自分。というわけでもっと周りの同僚や諸先輩方の良い所を積極的に探し、書き出してみよう。すると、ハイペースな定例にも常にお施主さんの期待を裏切らない要領、端から見ると不公平なくらいに仕事が集中しているのに粛々と設計に取り組む後ろ姿、劇場と人と鳥を結びつける表現力、歪んだパースで設計案のイメージを広げてくれたそのセンス、などがぽんぽん出て来て安心するのだった。

さてさて自分は、設計の仕事ではつまるところプリーズヘルプミーとばかり言っている。法規、構造、設備、etc.etc.いかに自分が建築を知らないことか。まだまだ、いつまでもプリーズヘルプミーの質と量を高めていくことだ、謙虚さをもって。担当物件のひとつは基本設計から実施設計へと移り、タイトなスケジュールにおいても楽しんでやりたい。

とはいえ、毎日の目の前の仕事をやみくもにこなす以上に、もう少し自分の中でマルチタスクの各々が構造化されるとよいのに、とも思う。システムの原理が判ってないのに応用していることが人生の殆どだ。というあなたの鋭いアフォリズムに耳が痛いよ純粋悲性批判傑作選の筆者さん。

これも含めて、ここ数か月は読む本読む本どれもが面白く当たりが続き、「絶」がつくほど好調だ。一方で建築はというと、感銘を受ける建築にしばらく出会っていなくて焦りもしたり。自分も周りも、建築についてはやっぱりもっと頑張れるのかも。