Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

あなたに漂う批判精神

忘年会の時期ということもあり、現在過去の色んなコミュニティの色んな人たちと会うことが多い最近だが、会う人の中には、充実した「現役感」というか、内面から出る覇気というか、、、そういう凄みみたいなものを感じる人がやっぱりいる。表面上のテンションとはまた別に。で、その人たちの一体何が僕にそう感じさせるのだろうと考えていたら、ひとつには彼ら・彼女らの持つ自身への批判精神があるのではないかと思うに至ったであります。

批判といっても、悪口を言ったり揚げ足を取ったりすることではなくて、批判とは「限界を見定めること」なのだとか。年齢性別、また職種や立場に関わらず、自分の属している環境に批判的でいることは大切だと思う。

自分の属している事務所でも家庭でもはたまた自分自身でも何でもよいのだけれど、その可能性の限界を見定めるには、ポジティブな面を考えた上で「それでもなお…」とまで考え及ぶこと、また逆にネガティブな面にも目を向けながら、「でもやっぱり…」と見直すこと。そんな逡巡を繰り返すことがたぶん必要だし、もちろん考えているだけではなくて実践も同時に伴うわけで、、、。これらは中々に容易い事ではないはずだけど、そんな態度が日々の習慣にちゃんとなっている人もいるのだなあ。

例えば僕の大学の先輩で、今ではウルトラスタジオなんて名乗っているらしい向山さんなんて、学生時代からもんのすごく頭がいい人だとはわかっていたけれど、先日久々に会ってますますその才気に磨きがかかっている気がして(あるいは僕の感覚が鈍ったのか)、今月はまだまだこれからも色んな人に会うのにあなたのせいでハードルが上がり過ぎましたぜと言いたくなった。でも一方で、しょうもない人のしょうもない愚痴を聞くのも嫌いではないという自分もいて、なのでメリもハリも気分次第でお好みで、という師走になればよいな。