Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

誓わねばならない

久々の更新だ。この間まで会社の仕事で若手主体のチームで参加したコンペなどで忙しかった。雪が降り積もった週末も、閑散としたオフィスで淡々と設計の案を練っていた。そのようにして頑張りはしたけれど、個人的に最終提出物にはあまり、あるいは全く満足しておらず、希望とともに始まったコンペは失望とともに終わってしまった。

チーム内では途中まで僕の案ともうひとつの案が検討されていたが、結局僕の案は採用されず、もうひとつの方でまとめることになった。今さら悔やんでも後の祭りだが、どちらかに決める段階でもっと強く自分の案を押すべきだった。ひとえに自分の力不足…デザイン力、説得力…総合的な力不足だった。

で、最終的にまとまった案は、大学の学部生の卒業設計にありそうな、構造や設備環境のエンジニアリング的な現実味を度外視した案、なんとなくの雰囲気勝負の案、そんなものとなった。意匠だけでなく、様々な職能が揃っていることが組織設計事務所の自慢だったはずなのに。そして、「独特の世界観」的な設計へのアプローチは内輪では目立つけれど、それだけでは上のレベルへ行けないこともわかっていたはずなのに。

誓わねばならない。もうこんな思いはしないと。そのために具体的には、自分がいいと思うことをハッキリ言うということなのだが、意識して鍛えなければ実に難しいことでもある。