Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

暑さ

日本の地上に生きる生物たちが徐々に焼け死んでいって、ひいては
「世界は終わりの時を迎えた」
とかいうフレーズが当てはまってしまいそうなほどの昨今の暑さにはほとほと参る。特に東京は甚だしいらしく、沖縄からここ1週間ほど東京に来ている友人が、東京は沖縄より暑いと驚いていた。食欲もなくなりキツいと話すので、僕は食欲も含めてあらゆることについてやる気が無くなっていくよねと答えた。外は異常な酷暑で、しかも屋内はエアコンで極寒だったりする。そして夜は寝苦しい。

8月半ば、僕の周りにはお盆休みに入る人もちらほらといるけれど、相変わらず世の中はせわしなく動いていて、例えばとあるゼリー飲料の宣伝は「バテてちゃ夏がもったいない」などと、高速での活動を推奨している。けれどこうした主張は、自然の成り行きに正面から反抗しているようにも思える。まったく、大人も1か月くらい夏のバカンスを確保するか、毎日昼の2時間シエスタの時間をとるとか本当はしたいものなのだ。しかし一方で、皆で一斉に休む・サボることへの抵抗感というものも僕たちの精神の中に組み込まれているのだろう。かくして、一人一人がドキュメンタリーの主役を張れるほどヒロイックに暑さとの戦いを演じるという運びになる、、