Weekend Note

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。

2011-01-01から1年間の記事一覧

jet lag

帰国してから数日が経ったが、日本に慣れるのが今度はまた大変そうだ。まずはむこう一週間ほどは都合でケータイが再開できない。あとは自転車もない。靴もない。髪も切らねば。僕の一年前に留学した高校の同級生は、帰国直後に「この数日で感じたことを書き…

ターミナル

予定なら今頃は日本に帰国しているはずだが、トランジットのモスクワの空港で丸一日足止めをくっている。パリからモスクワへはフランスの航空会社で、モスクワから東京へはロシアので飛ぶ予定だったのだが、パリ発の便が機械整備の人たちのストで遅れたので…

パリでの最終回

早いもので、今日が帰国の日となってしまった。今になってみると実にあっという間だった。日本には30日の午前に着く予定で、帰国後もこのブログは続けようと思いますのでよろしくお願いします。ところで、2010〜11年度のAUSMIP(交換留学のプログラム)は、…

キューブリックの異常な才能

シネマテーク・フランセーズではずっとスタンリー・キューブリックの企画展が開かれていたが、日曜日にやっと行ってきた。ちなみに映画の上映でのキューブリック特集は三月頃にあって、一月のヒッチコックをしのぐかと思うほどの人気だった。チケットを買う…

流れがきてる

去年のクリスマスにレイブンの家に大人数で集まったとき、レイブンが「ベンさんって人がいる」と言った。レイブンの日本での大学の建築学科の先輩で、詳しい経歴はここでは省くが、すごい人らしい。年末にパリに遊びに来る予定だったが、そのときは仕事の都…

家族のフランス旅行

つい先日まで、家族―父、母、弟の三人―が日本からパリに来ていた。僕は彼らの旅行を案内した、いや、させていただいたと書こう。基本的にルーヴルや凱旋門などの観光名所をまわっていて、それでは僕たちのパリでの生活とはあまりオーバーラップしないのでそ…

14 juillet, Tour Eiffel

7月14日はフランスの革命記念日だった。僕は昼過ぎまで部屋でダウンしていて、19時半ごろに出発した。行き先はエッフェル塔のふもとのシャン・ド・マルス公園。AUSMIPパリ組の皆と合流して、エッフェル塔での花火を見ようと思っていた。シャン・ド・マルスに…

無事帰還

スウェーデン、フィンランドの北欧旅行から無事に帰ってきた。トラブルもなく順調に回ることができ、とてもよい、忘れられない旅行になったと思う。今はやや燃え尽き感がある。例によって、旅行記を一日ずつ書いていこうと思います。下が日付と題の予定。7月…

北欧のくうき(スウェーデン、フィンランド旅行記 13)

ユヴァスキュラでの2泊を挟んで、最後の2泊はまたヘルシンキにで過ごした。時計の針は夜の11時を指しているというのに、外はまだ黄昏時だ。白夜。ヘルシンキよりはずっと南の日本やフランスから旅に来た僕としては、「夜遅くになっても日が沈まない」とい…

コエ・タロ(アールトの夏の家)(スウェーデン、フィンランド旅行記 12)

セイナッツァロのタウンホールから5キロほど離れた場所に、アールトが夏期に過ごしていた「夏の家」、通称「コエ・タロ」がある。セイナッツァロからバスを利用できるが、天気が良く時間に余裕があったので、歩いて向かった。森と湖の風景を1時間ほど歩いた…

アールトの傑作(スウェーデン、フィンランド旅行記 11)

ヘルシンキから北に移動し、フィンランド中部のユヴァスキュラという小さな町で2泊3日過ごした。町の周辺の地図では湖の入り組んだ水色が大きな面積を占めている。まさに森と湖の国フィンランドのイメージそのままの風景が延々と広がっている。ユヴァスキュ…

ヘルシンキの宿(スウェーデン、フィンランド旅行記 10)

ヘルシンキで滞在していたユースホステルは、大袈裟に絶賛するほどではないが、とてもいい宿だった。今まで他にもロケーションや快適さなどで良い宿はあったが、どれもいかにも「宿泊施設」であったふしもある。一方ヘルシンキでは、街中の普通の―といっても…

日帰りエストニア(スウェーデン、フィンランド旅行記 9)

エストニアはバルト三国の中でも最も北に位置していて、首都タリンはヘルシンキと海を挟んですぐ向かいにある。ヘルシンキからフェリーで片道2時間ほどなので、気軽に日帰りで行ってきた。詳しい位置は各自地図で確認しましょう。 タリンは歴史的に様々な国…

かもめ食堂(スウェーデン、フィンランド旅行記 8)

ヘルシンキを舞台にした映画「かもめ食堂」のロケ地を、律儀といっていいほどことごとく回ることになった。積極的に出向いていったのと、街を歩いているうちに行き当たったのと半々くらいだったか。かもめ食堂。アルヴァ・アールト設計(大ウソ)。実際はカ…

ヘルシンキにある建築(スウェーデン、フィンランド旅行記 7)

キアズマ(1998)中央駅の近くに建つ、国立現代美術館、通称「キアズマ」。エントランスを入ります。緩やかにカーブするスロープのある、大きな吹き抜け空間が現れます。カメラを取り出して、シャッターをきりましょう。格好いい写真が撮れました。…これで建…

アールトを巡る(スウェーデン、フィンランド旅行記 6)

北欧旅行は続き、ストックホルムから飛行機で1時間ほど、フィンランドのヘルシンキに移動する。首都なのにとてものんびりしていて心地よかった。合計6泊してすっかり愛着を持つにいたったが、今回はアールトについて。フィンランドに通貨ユーロが導入される…

アスプルンドの建築(スウェーデン、フィンランド旅行記 5)

「森の墓地」も、ストックホルム市立図書館も、視覚的な見た目の第一印象としては、これくらいのものだとは予想してたよ、と思った。しかし、一時間、二時間とその場所で過ごすにつれ、アスプルンドが込めたコンセプトや意図がじわり、じわりと感じられてく…

ストックホルムにある建築(スウェーデン、フィンランド旅行記 4)

ストックホルム三日目は気合を入れて名作建築を見学して回る。 1、まずは郊外にあるセント・マークス教会。設計者のレヴェレンツは「森の墓地」を途中までアスプルンドと共同で設計していた建築家。アスプルンドの添え物のように扱われがちな気がするが(僕…

森の墓地(スウェーデン、フィンランド旅行記 3)

ストックホルムの郊外にある「森の墓地」は、広大な森林の敷地の中に墓地、火葬場、礼拝堂などが点在している。設計を手がけたのがグンナール・アスプルンドとシーグルド・レヴェレンツ(※途中からアスプルンド一人)。世界遺産にも登録されていて、一般に広…

ストックホルム到着(スウェーデン、フィンランド旅行記 2)

旧市街のガムラ・スタンが「魔女の宅急便」の街のモデルになった場所だと知っていなくても、ストックホルムを歩けば、小さな魔女キキの気配を感じたくなるのではないか。リスボンの海(テージョ河)の水色も印象的だったが、ストックホルムの紺青色の海も綺…

ウォーミングアップ(スウェーデン、フィンランド旅行記 1)

朝ポルト・デ・リラの寮を出て、午後に最初の目的地、スウェーデンの第二の都市イェーテボリに到着した。初めての国。スウェーデン語の看板などは全く読めないが、街並みなど予想通りきちんとしている。何はともあれ、アスプルンドが増築部分を設計したイェ…

北欧へ

7月1日から、2週間ほどスウェーデンとフィンランドに旅行に出かけてきます。北欧には昔から漠然とあこがれを持っていたけれど、今回の旅のテーマは、何といってもスウェーデンでグンナール・アスプルンドの建築を、フィンランドでアルヴァ・アールトの建築を…

スタージュ終了

30日でカトリーヌ・モズバの事務所でのスタージュ(インターン)も終了なので、ひとまずの総括を書き留めておこう。週5日以上で働くのは初めてだったこともあり、この2ヶ月間はきつかったというのが、最初に浮かんでくる感想だ。しかも、僕も含めて所員が無…

メゾン・カレ

今回は、僕としてはこのブログにちゃんと出てくるのが楽しみだった名前が二つ同時に登場する。建築学科の同級生で今年の2月からチューリッヒのETH(スイス連邦工科大学)に留学している岳彦が、夏休みでパリに旅行に来ていてうちに泊まっている。元気そうだ…

マレとジャズ

夏至の日にあわせて、パリでは音楽祭が開かれ、街のあちらこちらで公式に、または便乗してコンサートやライブが行われていた。リヨンの「光の祭典」然り、街のいたるところで同時多発的にイベントが開かれて、市民もエトランジェも楽しめる開放的なお祭りは…

ルーヴル・ランスのラウンドテーブル

2008年の秋のこと、ルーヴル美術館にて、ルーヴル・ランスの設計者に選ばれたSANAA(妹島和世、西沢立衛)とランドスケープのカトリーヌ・モズバを招いて、ディスカッションのイベントが催されたらしい。司会を務めたキュレーターがその時の内容を盛り込んだ…

ふたたびコンセルヴァトワール

何度訪れても面白い建築だ。 3月の日記で、「内外共に多様な居場所が用意されていて…」と好感を表した、クリスチャン・ド・ポルザンパルク設計のコンセルヴァトワール(パリ音楽院)。部外者がうろつく少し気まずいスリルも味わいつつ、今度は単純に建築の見…

ラ・ロシェル、レンタカーの旅

土日はパリからレンタカーで、大西洋岸の港町ラ・ロシェルに一泊二日の小旅行に行った。レンタカーはマニュアルだったので、僕は運転で貢献できず無念で申し訳なし。メンバーはパリから四人と、AUSMIPベルギー組のたくみも加わって五人。たくみはパリ組にす…

連休明けの金曜日

具合が悪くて休んだ月曜日を何度もコピー&ペーストしたように木曜日まで回復せずに休んでしまい、金曜日はやっと事務所に行った。久々の出勤でなんとなく緊張したので駅からの道を少しだけ遠回りした。事務所に入ると、皆でコンペの準備に取り掛かっていた。…

スタージュを休む

一週間の始まりの月曜日なのに、具合が悪くダウンしてしまい。スタージュもお休みした。昼まで家で寝込み、起きた後は郵便局やスーパーに外出したり、体調が少し良くなってきた夕方近くからはバスで学校の図書館に本を借りに行った一日だった。振り返ってみ…