2013-01-01から1年間の記事一覧
3日目は漁業班でのワカメ養殖の手伝いだった。朝食後すぐにバスで寄木(よりき)という港に移動する。幸い天気に恵まれ、時折かもめの鳴き声の響く海辺の屋外での作業に従事した。漁師さんの指示のもと、収穫されたメカブの茎から専用の道具で葉を削ぎ、袋に詰…
南三陸町では、小さな小学校を宿泊施設に改装した建物に泊まっている。これは震災とは直接の関係はなく、海からは少し離れた、農地の広がる山の中にある。僕は「6年3組」に8人で泊まった。同部屋のメンバーの中にモノマネ芸人を目指している中学生がいていく…
今年の5月の連休は、4日から6日の2泊3日で、東北へのボランティアツアーに参加している。一年前に弾丸ツアーのボランティアに参加して以来の東北だ。細々とでも自分なりに定期的に被災地の状況を見ておきたいと思った。今回はバタフライエフェクトというNPO…
新しい家(新築の社宅)に引っ越して1か月が経った。写真のように部屋の家具や雑貨は一通り揃い、なかなか快適な毎日を送れている。最初は生活感が薄く冷たい印象の強かった近所も、スーパーなどが揃って庶民的な第二の最寄り駅に生活の比重を移すことで馴染め…
3週間前のことだが、熊本高校の同学年で現在東京にいる人たちでの集まりがあった。雨が強かった日の夜で、場所は恵比寿。来たのは15人ほどで、これほどの人数が集まることは珍しい。そのほとんどが僕にとっては相当久しぶりに会うか、高校時代にあまり話した…
早く建築の仕事をしたいのだけど、研修は続く。今週はビジネスマナーなどのカリキュラムで、小学生のようにみんないっしょに言葉遣いの練習などをした。他社の人から電話が来たという設定のロールプレイングではちょっと遊んで 「OMAニューヨークの重松です…
聞いた話によると、ザハ・ハディト(英国のスーパースター建築家)はめちゃくちゃ頭がいいらしく、各種図面が載った基本計画書の書類をとばし読みしたあとに、いきなりある断面図を指して 「ここがおかしい。これじゃ光が入らない」 などと指摘するらしい。秩…
明日4月1日が最初の出社日で、晴れて社会人となるが、このブログは続けていこうと思う。もっとも、環境が大きく変わるため、同じように書いていけるかはわからない。まず、書く時間がとれるか。これはよほど忙しくない限りは工夫すれば作ることができるはず…
帰国から一週間が経ったが、まだ時差の影響か、朝の普通の時刻に起きる日と昼過ぎまで寝倒す日が交互に続いている。一方、この一週間で、 ・お芝居 ・建築学会の優秀修士論文賞に応募 ・修了式 ・引っ越し と、さすがにバタバタした日々を送っている。お芝居…
「水なんて飲んだら、わたし退屈で死んでしまうわ。」 ーーーーーーーーーーーーーーー さかがお第十回は、 下町の喫茶店で悪女と出会う。 ーーーーーーーーーーーーーーー 劇団さかさからみても同じ顔だ。第十回公演 「クエンチング・ヘッダ・ガブラー Quen…
ロンドン、リヴァプール、またロンドン、ランス、パリと回ってきた卒業旅行で本当に行ってよかったと思うことは、ヨーロッパにいる知り合いと沢山話をしたことを通して、自分のこれからの将来についてのビジョンや覚悟がすごく明快になったこと。僕は母方の…
僕にとって3月は学生生活最後の休み期間だったが、パリで僕を泊めてくれた嶺文は建築学校でのディプロマ(修士設計)の最中だった。そこで学校のアトリエ(製図室)での作業風景も少し見ることができた。快適な作業環境だと感じる。因みに、僕らの通っていた…
メトロ2番線・11番線のベルヴィル駅から南西の緩やかな坂を下る方向に3分ほど歩くと、留学中にインターンでお世話になった建築事務所 DGT(DORELL.GHOTMEH.TANE/ARCHITECTS) がある。折角パリに来たのだから顔を出したいとの旨をスタッフのまりえさんには伝…
一度目は2010年の終わりに留学仲間と、二度目は2011年の夏に家族のフランス旅行に際して訪れたヴェルサイユ。しかしそのどちらとも、何より気温が寒かったという印象が強い。今回の三度目は、ついに天候に恵まれた。今回の旅行ではパリに到着して3泊目からは…
中田英寿が引退後に世界を旅している時に、食事ばかりは一人だと寂しいというようなことを話していたが、今回の卒業旅行は二人以上で食べることが多く、いつになく食事が充実した旅となった。・アンフィールドの試合前のフィッシュアンドチップス(ビールも…
15日早朝ランスを出発し、朝のうちにパリに到着。全く予想していなかったことに、自分にとって2年近くぶりのパリなのに、一瞬にして心身が街になじんで特別な感慨はまったくなかった。まずはユースホステルにチェックイン。すぐに出かけ、初めてパリを訪れる…
北フランスの雪によるロンドンでの軟禁が解け、ユーロスターでフランス入りし、リールで乗り換え、ランス(Lens)という小さな街に到着。説明臭いけれど、最近ルーヴル美術館の分館のルーヴル・ランスがオープンした。建築設計を日本人SANAAが担当し、ランド…
僕は日常的な生活圏の近所やキャンパスだけでなく、色々な場所でよく人に道を聞かれる。たとえば小金井でも京都でも、パリ14区でも聞かれた覚えがある。これは自分の中ではちょっとした誇りと喜びだ。道を聞かれるということは 1.街になじんでいて、道を知っ…
今回のロンドンは知り合いの勉さんの家に厄介になっていることは前に書いた。そのためもう一人の同居人の方、僕ら旅行者二人の合計四人でちょっとしたシェアハウス状態になって、とても楽しかった。いい意味で、旅行に来ているという気がしない。自分で毎日…
スティーブン・ジェラードのゴールも見れて思い残すこと無くリヴァプールをあとにし、また数日間のロンドン滞在が始まった。建築関係の人たちも含めた日本人のパブの集まりにも参加させてもらい、フラットで好い加減に繋がる雰囲気は留学中を思い出して懐か…
イギリス滞在2日目は、ロンドンの勉さんの家に余分な荷物は置かせたままにさせてもらい、サッカーのプレミアシップのリヴァプール対トッテナムを観るためにリヴァプールへ移動する。2年ぶりに訪れたリヴァプールは、相変わらずすたれ気味の地方都市という印…
今までいくつも旅行をしてきたけれど、自分にとって今回の新しい試みは、一枚も写真を撮らない旅行にしようということ。そもそも、カメラを出したりしまったりがいちいち面倒くさい。ブログやフェイスブックに写真をアップすることはできなくなるが、不便は…
第一声は、「また会いましたね!」だった。 予定通り16時頃、今回の旅の道連れの高校サッカー部の友人とロンドンのヒースロー空港で合流。ロンドンは小雨が降っているが、東京と比べてもそれほど寒い気候ではない。ロンドンでは現地のZ建築事務所で働いてい…
1先日も書いたように、3/8〜21までイギリスとフランスに卒業旅行に行ってくる。留学中は一人旅が多かったのに対し、今回は途中まで二人行動だし、約2週間の旅程のうち半分以上はロンドンとパリで知り合いの家にやっかいになる。こうした安全性から、今回はノ…
マーチングマーチ 始まります マーチングマーチ 集まります マーチングマーチ 輪になり出す 今ハニかんで セッション 、、、長かった学生生活もついに残り一か月となった。3月は8日から2週間ほど、卒業旅行でイギリスとフランスに行ってます。1月頃まではた…
ただいま熊本の実家に帰省中。日曜日は両親と熊本から車で2時間、佐賀県の有田町と伊万里市に行ってきた。折りしも新聞の「日本の好きな焼き物ランキング」の特集で有田焼・伊万里焼が一位にランクインしていた。まずはお昼前に有田に到着。有田は小さな小さ…
父がもうすぐ還暦を迎えるということで、記念に両親が東京見物にやってきた。それにともない、家族四人で東京スカイツリーへ。タワー自体は毎日見ていながらいつまでたっても愛着がわかないが、展望台は面白いと色々な人から聞いていたし、一度は行ってみた…
これは昨年末のおはなしです、、、。大学の近所の谷中にあるギャラリーで、海外に留学している日本人の建築学生の現地での設計課題の成果が展示された展覧会があった。パリで知り合ったわれらがRaybun de la Funakiも(本人は帰国しないものの)出展していた…
久しぶりの更新です。先週の月曜に無事に修士論文を提出しました。お世話になった方々に深く感謝します。さて、本論の提出が終わり、来週の発表の準備をまた進めていくところだが、まだ自分の書いたものを客観的に見られるほどの時間が経っていないし、まだ…
2013年になりました。お正月は家族で松本の祖父の家にて過ごしました。今年もご愛読宜しくお願い致します。早速ですが、いよいよ修論のスパートの時期ということで、1月28日の修論提出まではこのブログの更新もお休みさせていただきます。このように執筆に集…